1989(平成元年)年3月15日文部省告示第24号

「小学校学習指導要領」(音楽)

第6節 音 楽

第1 目 標
 表現及び鑑賞の活動を通して、音楽性の基礎を培うとともに、音楽を愛好する心情と音楽に対する感性を育て、豊かな情操を養う。

第2 各学年の目標及び内容
 [第1学年及び第2学年]
 1 目 標
  (1) 音楽の美しさを感じ取り、音楽に対する興味や関心をもつようにする。
  (2) リズムの聴取と表現に重点をおいて、表現及び鑑賞の能力を育てる。
  (3) 音楽経験を生かして、生活を明るく潤いのあるものにする態度と習慣を育てる。

 2 内 容
 [第1学年]
 A  表 現
  (1)音楽を聴いて演奏できるようにする。
   ア 範唱や範奏を聴いて演奏すること。
   イ 階名で模唱したり暗唱したりすること。
  (2)楽曲の気分や音楽を特徴付けている要素を感じ取って、工夫して表現できるようにする。
   ア 歌詞の表す情景や気持ちを想像して表現すること。
   イ 拍の流れやフレーズを感じ取って、演奏したり身体表現をしたりすること。
   ウ 伴奏の響きを聴いて演奏すること。
   エ 互いに歌声や楽器の音を聴き合って演奏すること。
  (3)歌い方や楽器の奏法を身に付けるようにする。
   ア 自分の歌声に気を付けて歌うこと。
   イ ハ−モニカ及び打楽器に親しみ、簡単なリズムや旋律を演奏すること。
  (4)音楽をつくって表現できるようにする。
   ア 簡単なリズムや旋律をつくって表現すること。
   イ 即興的に音を探して表現すること。
  (5)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる歌唱教材は、ウの共通教材の中の3曲を含めて、斉唱で歌う楽曲を年間16曲程度。
   イ 主となる合奏教材は、既習の歌唱教材を中心とし、主旋律に打楽器のリズム伴奏を加えたものを年間3曲程度。
   ウ 共通教材
    「うみ」 (文部省唱歌)林 柳波作詞 井上武士作曲
    「かたつむり」 (文部省唱歌)
    「日のまる」 (文部省唱歌)高野辰之作詞 岡野貞一作曲
    「ひらいたひらいた」 (わらべうた)

B 鑑 賞
  (1)音楽を聴いて感じ取ることができるようにする。
   ア 楽曲の気分を感じ取って聴くこと。
   イ リズム,旋律及び速さに気を付けて聴くこと。
   ウ 主な旋律に気を付けて聴くこと。
   エ 楽器の音色に気を付けて聴くこと。
  (2)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる鑑賞教材は,イの共通教材3曲を含めて,次に示すものを年間6曲程度。
   (ア)行進曲及び舞曲を含めたいろいろな種類の楽曲
   (イ)いろいろな演奏形態による楽曲
   (ウ)日常の活動や経験に関連して親しみやすく,身体反応の快さを感じ取ることができる楽曲
   イ 共通教材
    「アメリカン・パトロール」 ミーチャム作曲
    「おどる子ねこ」 アンダソン作曲
    「おもちゃの兵隊」 イェッセル作曲

 [第2学年]
 A 表 現
  (1)音楽を聴いたり楽譜を見たりして演奏できるようにする。
   ア 範唱や範奏を聴いて演奏すること。
   イ 階名で模唱したり暗唱したりすること。
   ウ リズム譜を見て演奏すること。
  (2)楽曲の気分や音楽を特徴付けている要素を感じ取って,工夫して表現できるようにする。
   ア 歌詞の表す情景や気持ちを想像して表現すること。
   イ 拍の流れやフレーズを感じ取って,演奏したり身体表現をしたりすること。
   ウ 伴奏の響きを聴いて演奏すること。
   エ 互いに歌声や楽器の音を聴き合って演奏すること。
  (3)歌い方や楽器の奏法を身に付けるようにする。
   ア 自分の歌声及び発音に気を付けて歌うこと。
   イ ハーモニカ及び打楽器を演奏すること。
   ウ オルガンに親しみ,簡単な旋律を演奏すること。
  (4)音楽をつくって表現できるようにする。
   ア 簡単なリズムや旋律をつくって表現すること。
   イ 即興的に音を探して表現すること。
  (5)次の音符、休符及び記号を理解して表現できるようにする。
  (6)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる歌唱教材は、ウの共通教材の中の3曲を含めて、斉唱、輪唱及び二部合唱で歌う楽曲を合わせて年間16曲程度。
   イ 主となる合奏教材は、既習の歌唱教材を中心とし、主旋律に打楽器のリズム伴奏及び平易な低声部を加えたもの又は主旋律に簡単な副次的な旋律を組み合わせたものなどを年間3曲程度。
   ウ 共通教材
     「かくれんぼ」(文部省唱歌) 林 柳波作詞 下総皖一作曲
     「春がきた」(文部省唱歌) 高野辰之作詞 岡野貞一作曲
     「虫のこえ」(文部省唱歌)
     「夕やけこやけ」 中村雨紅作詞  草川 信作作曲
 B 鑑 賞
 (1)音楽を聴いて感じ取ることができるようにする。
   ア 楽曲の気分を感じ取って聴くこと。
   イ リズム、旋律及び速さに気を付けて聴くこと。
   ウ 主な旋律に気を付けて聴くこと。
   エ 楽器の音色に気を付けて聴くこと。
 (2)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる鑑賞教材は、イの共通教材3曲を含めて、次に示すものを年間6曲程度。
   (ア)行進曲及び舞曲を含めたいろいろな種類の楽曲
   (イ)いろいろな演奏形態による楽曲
   (ウ)日常の活動や経験に関連して親しみやすく、身体反応の快さを感じ取ることができる楽曲
   イ 共通教材
    「かじやのポルカ」            ヨゼフ・シュトラウス作曲
    「出発」(組曲「冬のかがり火」から)  プロコフィエフ作曲
    「トルコ行進曲」              ベートーベン

 [第3学年及び第4学年]
1  目 標
 (1)音楽の美しさを感じ取り、音楽活動をしようとする意欲を育てる。
 (2)旋律の聴取と表現に重点を置いて、表現及び鑑賞の能力を育てる。
 (3)音楽経験を生かして、生活を明るく潤いのあるものにする態度と習慣 を育てる。

2 内 容
 [第3学年]
 A 表 現
 (1)音楽を聴いたり楽譜を見たりして演奏できるようにする。
   ア 範唱や範奏を聴いて演奏すること。
   イ ハ長調の旋律を視唱したり視奏したりすること。
 (2)曲想や音楽を特徴付けている要素を感じ取って、工夫して表現できるようにする。
   ア 歌詞の内容を理解して表現の仕方を工夫すること。
   イ 拍の流れやフレーズを感じ取って、演奏したり身体表現をしたりすること。
   ウ 音の重なりを感じ取って合唱や合奏をすること。
 (3)歌い方や楽器の奏法を身に付けるようにする。
   ア 発音及び呼吸の仕方に気を付けて、頭声的発声で歌うこと。
   イ 鍵盤楽器及び打楽器を演奏すること。
   ウ リコーダーに親しみ、簡単な旋律を演奏すること。
 (4)音楽をつくって表現できるようにする。
   ア 旋律や音の組み合わせを工夫して表現すること。
   イ 即興的に音を選んで表現すること。
 (5)次の音符及び記号などを理解して表現できるようにする。
 (6)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる歌唱教材は、ウの共通教材の3曲を含めて、斉唱、輪唱及び二部合唱で歌う楽曲を合わせて年間15曲程度。
   イ 主となる重奏及び合奏の教材は、既習の歌唱教材を含めて、主旋律に和音や副次的な旋律を組み合わせたもの又はこれらに打楽器のリズムを加えたものなどを年間3曲程度。
   ウ 共通教材
      「うさぎ」     (日本古謡)
      「茶つみ」     (文部省唱歌)
      「春の小川」    (文部省唱歌)高野辰之作詞 岡野貞一作曲
      「ふじ山」     (文部省唱歌)

 B 鑑 賞
 (1)音楽を聴いて感じ取ることができるようにする。
   ア 曲想の変化を感じ取って聴くこと。
   イ 音楽を特徴付けている要素に気を付けて聴くこと。
   ウ 主な旋律とその反復及び変化に気を付けて聴くこと。また、それらの旋律を支えるリズムや副次的な旋律に気を付けて聴くこと。
     エ 楽器の音色の特徴に気を付けて聴くこと。また、それらの音の組み合わせを感じ取って聴くこと。
 (2)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる鑑賞教材は、イの共通教材3曲を含めて、次に示すものを年間6曲程度。
   (ア)序曲を含めたいろいろな種類の楽曲
   (イ)独奏及び管弦楽を含めたいろいろな演奏形態による楽曲
   (ウ)音楽の要素及び音色の特徴を感じ取りやすく、音楽の広がりを知ることができる楽曲
   イ 共通教材
      歌劇「軽騎兵」序曲      スッペ作曲
      「ポロネーズ」(管弦楽組曲 第2番 ロ短調から    バッハ作曲
      「メヌエット」ト長調     ベートーベン作曲
 
 [第4学年]
 A 表 現 
 (1)音楽を聴いたり楽譜を見たりして演奏できるようにする。
   ア 範唱や範奏を聴いて演奏すること。
   イ ハ長調及びイ短調の旋律を視唱したり視奏したりすること。
   (2)曲想や音楽を特徴付けている要素を感じ取って、工夫して表現できるようにする。
   ア 歌詞の内容を理解して表現の仕方を工夫すること。
   イ 拍の流れやフレーズを感じ取って、演奏したり身体表現をしたりすること。
   ウ 音の重なりを感じ取って合唱や合奏をすること。
 (3)歌い方や楽器の奏法を身に付けるようにする。
   ア 発音及び呼吸の仕方に気を付けて、頭声的発声で歌うこと。
   イ 音色に気を付けて、リコーダー、鍵盤楽器及び打楽器を演奏すること。
 (4)音楽をつくって表現できるようにする。
   ア 旋律や音の組み合わせを工夫して表現すること。
   イ 即興的に音を選んで表現すること。
 (5)次の音符、休符及び記号を理解して表現できるようにする。
 (6)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる歌唱教材は、ウの共通教材の3曲を含めて、斉唱、輪唱及び二部合唱で歌う楽曲を合わせて年間15曲程度。
   イ 主となる重奏及び合奏の教材は、既習の歌唱教材を含めて、主旋律に和音や副次的な旋律を組み合わせたもの又はこれらに打楽器のリズムを加えたものなどを年間3曲程度。
   ウ 共通教材
      「さくらさくら」(日本古謡)
      「とんび」 葛原しげる作詞  梁田 貞作曲
      「まきばの朝」(文部省唱歌) 舟橋栄作作曲
      「もみじ」(文部省唱歌) 高野辰之作詞  岡野貞一作曲
 B 鑑 賞
 (1)音楽を聴いて感じ取ることができるようにする。
   ア 曲想の変化を感じ取って聴くこと。
   イ 音楽を特徴付けている要素に気を付けて聴くこと。
   ウ 主な旋律とその反復及び変化に気を付けて聴くこと。また、それらの旋律を支えるリズムや副次的な旋律に気を付けて聴くこと。
   エ 楽器の音色の特徴に気を付けて聴くこと。また、それらの音の組み合わせを感じ取って聴くこと。
 (2)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる鑑賞教材は、イの共通教材3曲を含めて、次に示すものを年間6曲程度。
   (ア)協奏曲を含めたいろいろな種類の楽曲
   (イ)吹奏楽を含めたいろいろな演奏形態による楽曲
   (ウ)音楽の要素及び音色の特徴を感じ取りやすく,音楽の広がりを知ることができる楽曲
   イ 共通教材
     「ノルウェー舞曲」第2番 イ長調     グリーグ作曲
     「白鳥」                 サン・サーンス作曲
      ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 第1楽章  モーツァルト作曲

 [第5学年及び第6学年]
1 目 標
 (1)音楽の美しさを味わい,音楽活動をしようとする意欲を育てる。
 (2)音の重なりや和声の聴取と表現に重点を置いて,表現及び鑑賞の能力を育てる。
 (3)音楽経験を生かして,生活を明るく潤いのあるものにする態度と習慣を育てる。

2 内 容
[第5学年]
     A 表 現
 (1)音楽を聴いたり楽譜を見たりして演奏できるようにする。
   ア 範唱や範奏を聴いて演奏すること。
   イ ヘ長調の旋律を視唱したり視奏したりすること。
 (2)曲想や音楽を特徴付けている要素を感じ取って,工夫して表現できるようにする。
   ア 歌詞の内容及び楽曲の仕組みを理解して,それらを生かした表現の仕方を工夫すること。
   イ 拍の流れやフレーズを感じ取って,強弱や速度の変化に応じた演奏をしたり、身体表現をしたりすること。
   ウ 音の重なりや和声の響きを味わって合唱や合奏をすること。
 (3)歌い方や楽器の奏法を身に付けるようにする。
   ア 発声及び呼吸の仕方に気を付けて、豊かな響きの頭声的発声で歌うこと。
   イ 音色の特徴を生かして、旋律楽器及び打楽器を演奏すること。
 (4)音楽をつくって表現できるようにする。
   ア 音の重なりや曲の構成を工夫して表現すること。
   イ 自由な発想で即興的に表現すること。
 (5)次の記号を理解して表現できるようにする。
 (6)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる歌唱教材は、ウの共通教材の中の3曲を含めて、斉唱、輪唱、二部合唱及び三部合唱で歌う楽曲を合わせて年間11曲程度。
   イ 主となる重奏及び合奏の教材は、主旋律に和音や副次的な旋律を組み合わせたもの又はこれらに打楽器のリズムを加えたものなどを年間3曲程度。
   ウ 共通教材
    「こいのぼり」(文部省唱歌)
    「子もり歌」(日本古謡)
    「スキーの歌」(文部省唱歌) 林 柳波作詞  橋本国彦作曲
    「冬げしき」(文部省唱歌)

 B 鑑 賞
 (1)音楽を聴いて感じ取ることができるようにする。
   ア 曲想を全体的に味わって聞くこと。
   イ 音楽を特徴付けている要素と曲想とのかかわりに気を付けて聴くこと。
   ウ 主な旋律とその反復、変化及び対照並びに全体の構成に気を付けて聴くこと。また、それらの旋律を支える副次的な旋律や和声に気を付けて聴くこと。
   エ 楽器の音色及び人の声の特徴に気を付けて聴くこと。また、それらの音や声の重なりによる響きを味わって聴くこと。
 (2)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる鑑賞教材は、イの共通教材3曲を含めて、次に示すものを年間6曲程度。
    (ア)歌曲及び郷土の音楽を含めたいろいろな種類の楽曲
    (イ)独唱及び合唱を含めたいろいろな演奏形態による楽曲
    (ウ)音色や音の響きなどの特色を感じ取りやすく、聴く喜びを深めることができる楽曲
   イ 共通教材
    「管弦楽のための木挽歌」 小山清茂作曲
    歌曲「荒城の月」、「箱根八里」、「花」のうち1曲 滝廉太郎作曲
    ピアノ五重奏曲「ます」第4楽章  シューベルト作曲

[第6学年]
 A 表 現
 (1)音楽を聴いたり楽譜を見たりして演奏できるようにする。
   ア 範唱や範奏を聴いて演奏すること。
   イ ヘ長調及びニ長調の旋律を視唱したり視奏したりすること。
 (2)曲想や音楽を特徴付けている要素を感じ取って,工夫して表現できるようにする。
   ア 歌詞の内容及び楽曲の仕組みを理解して,それらを生かした表現の仕方を工夫すること。
   イ 拍の流れやフレーズを感じ取って,強弱や速度の変化に応じた演奏をしたり、身体表現をしたりすること。
   ウ 音の重なりや和声の響きを味わって合唱や合奏をすること。
 (3)歌い方や楽器の奏法を身に付けるようにする。
   ア 発声及び呼吸の仕方に気を付けて、豊かな響きの頭声的発声で歌うこと。
   イ 音色の特徴を生かして、旋律楽器及び打楽器を演奏すること。
 (4)音楽をつくって表現できるようにする。
   ア 音の重なりや曲の構成を工夫して表現すること。
   イ 自由な発想で即興的に表現すること。
 (5)次の記号を理解して表現できるようにする。
 (6)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる歌唱教材は、ウの共通教材の中の3曲を含めて、斉唱、輪唱、二部合唱及び三部合唱で歌う楽曲を合わせて年間11曲程度。
   イ 主となる重奏及び合奏の教材は、主旋律に和音や副次的な旋律を組み合わせたもの又はこれらに打楽器のリズムを加えたものなどを年間3曲程度。
   ウ 共通教材
    「越天楽今様(歌詞は第2節まで)」 (日本古謡)慈鎮和尚作歌
    「おぼろ月夜」(文部省唱歌) 高野辰之作詞  岡野貞一作曲
    「ふるさと」(文部省唱歌) 高野辰之作詞  岡野貞一作曲
    「われは海の子(歌詞は第3節まで)」 (文部省唱歌)

 B 鑑 賞
 (1)音楽を聴いて感じ取ることができるようにする。
   ア 曲想を全体的に味わって聞くこと。
   イ 音楽を特徴付けている要素と曲想とのかかわりに気を付けて聴くこと。
   ウ 主な旋律とその反復、変化及び対照並びに全体の構成に気を付けて聴くこと。また、それらの旋律を支える副次的な旋律や和声に気を付けて聴くこと。
   エ 楽器の音色及び人の声の特徴に気を付けて聴くこと。また、それらの音や声の重なりによる響きを味わって聴くこと。
 (2)教材は次に示すものを取り扱う。
   ア 主となる鑑賞教材は、イの共通教材3曲を含めて、次に示すものを年間6曲程度。
    (ア)組曲、箏曲及尺八の音楽を含めたいろいろな演奏形態による楽曲
    (イ)重唱及び重奏を含めたいろいろな演奏形態による楽曲
    (ウ)音色や音の響きなどの特色を感じ取りやすく、聴く喜びを深めることができる楽曲
   イ 共通教材
    歌曲「赤とんぼ」、「この道」、「待ちぼうけ」のうち1曲  山田耕筰作曲
    組曲「道化師」 カバレフスキー作曲
    「春の海」  宮城道雄作曲

7 小学校の改善の要点
 (1)目標の改善の要点
   目標は、次のような視点を重視して改善を図る。
  ア 表現や鑑賞の活動を通して、基礎的・基本的な音楽の力を身に付けることを重視し、音楽性の基礎を培う。
  イ 音楽に対する豊かな感性の育成を図る。
  ウ 学年目標を低・中・高学年の3段階にまとめて示し、学校や児童の実態等に応じた弾力的な指導が行われるようにする。
 (2)内容の改善の要点
  ア 感覚面を重視した指導の充実
    感覚面の育成を重視した指導の充実を図るため、特に低学年において音楽を聴いて表現する活動を一層活発化するようにする。
  イ 創造的な学習指導の充実
    即興表現などの自己表現活動の活発化を図り、創造性を培うようにするため、音楽をつくって表現する活動に関する指導事項を発達段階に即して明確に示す。
  ウ 音楽に関する記号等の指導の弾力化
    音楽の表現や鑑賞の活動にかかわる記号等については、学習上の必要に応じて弾力的に取扱うことができるようにする。
  エ 歌唱共通教材の改善
    曲数は各学年とも現行より1曲増やして4曲を示し、その中から3曲を選んで指導することとする。その際、曲目は長い間親しみをもって歌い継がれてきたものや、各学年の指導内容として適切なものの中から選曲する。
  オ 日本の伝統的音楽の重視
    我が国の伝統的な音楽を一層重視し、第5学年の鑑賞共通教材について日本の楽曲を1曲増やし、第6学年の歌唱共通教材について日本古謡を1曲加えるようにする。また、和楽器についても、学校の実情に応じて取り扱うことを示す。

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