気象庁震度階(1949)
階級 |
説明 |
参考事項 |
0 |
無感。人体に感じないで地震計に記録
される程度。 |
吊り下げ物のわずかにゆれるのが目視
されたり、カタカタと音が聞こえても、体にゆれを感じなければ無感である。 |
1 |
微震。静止している人や、特に地震に
注意深い人だけに感ずる程度の地震。 |
静かにしている場合にゆれをわずかに
感じ、その時間も長くない。立っていては感じない場合が多い。 |
2 |
軽震。大ぜいの人が感じる程度のもの
で、戸障子がわずかに動くのがわかる程度の地震。 |
吊り下げ物の動くのがわかり、立って
いてもゆれを感じるが、動いている場合にはほとんど感じない。眠っていても目をさます
ことがある。 |
3 |
弱震。家屋がゆれ、戸障子がガタガタ
と鳴動し、電灯のような吊り下げ物は相当ゆれ、器内の水面の動くのがわかる程度の地震。
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ちょっと驚くほどに感じ、眠っている
人も目をさますが、戸外に飛び出すまでもないし、恐怖感はない。戸外にいる人もかなり
の人に感じるが、歩いている場合感じない人もいる。 |
4 |
中震。家屋の動揺が激しく、すわりの
悪い花びんなどは倒れ、器内の水はあふれ出る。また歩いている人にも感じられ、多くの
人は戸外に飛び出す程度の地震。 |
眠っている人は飛び起き、恐怖感を覚
える。電柱・立ち木などがゆれるのがわかる。一般の家屋の瓦がずれるのがあっても、まだ
被害らしいものは出ない。軽いめまいを覚える。 |
5 |
強震。壁に割れ目が入り、墓石・石灯籠
が倒れたり、煙突・石垣などが破損する程度の地震。 |
立っていることはかなり難しい。一般家
屋に軽微な被害が出はじめる。軟弱な地盤では割れたりくずれたりする。す
わりの悪い家具は倒れる。 |
6 |
烈震。家屋の倒壊は30%以下で、山崩れ
が起き、地割れを生じ、多くの人が立っていることができない程度の地震。 |
歩行は難しく、はわないと動けない。 |
7 |
激震。家屋の倒壊は30%以上に及び、山崩れ、
地割れ、断層などを生じる。 |
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