学習のねらい・発展課題・関連学習


  
第1章 自然の探究

  
第2章 私たちのすむ地球

第1節 生物の多様性と共通性
    学習のねらい
  1. 地球にはどんな生物が生息しているか。自然界を広く見まわして動植物の生活する姿を見つめ直そう。
  2. 生物は環境にどう適応しているか。生物の生きる姿から,さまざまな生物が与えられた環境の中で棲み分けていることを観察しよう。
  3. 多様な生物世界をよくみると,共通している性質が多い。地球生物の共通点は何か。
    発展課題
  1. 動植物はどうやって分類されているのか。
  2. 生物の細胞にはさまざまな器官がある。それらはどんなはたらきをしているか。
  3. 生物種とは。種の定義を調べよう。
  4. 生物多様性とは。
    関連学習
  1. 生物多様性がどう移り変わってきたか。
  2. 絶滅危惧種と帰化植物を調べよう。

第2節 生態系
    学習のねらい
  1. 生態系とは何か。
  2. 生物どうしの関わりを調べよう。
  3. 地球上の多様な生態系を調べ,生態系を維持しているしくみを考えよう。
  4. 生態系の変化はどうして起こるのか。生態系が破壊される原因を調べよう。また,一度破壊された生態系はどう回復するのか。
    発展課題
  1. 私たちはなぜ,生態系を保全しなくてはならないのか。
  2. 私たちはなぜ,生物の多様性を維持しなくてはならないのか。
  3. 生物種の絶滅が起こる地域はどこか。また,その原因は何か。
    関連学習
  1. 生態系の移り変わりとして地球と生物の歴史を振り返ろう。
  2. 生態系の破壊や生物の多様性がなぜ失われているかを調べよう。

第3節 大気と水の循環
    学習のねらい
  1. 温室効果のしくみを調べよう。
  2. なぜ大気は運動するのか。
  3. 地球を巡る風はいくつかの循環系にわけられる。どのような大気の循環系があるのか。
  4. 大気の循環は,地球表層の水循環とどう関わっているか。
  5. 日本付近の天気や気候の特徴にはどんなものがあるか。日本付近の生態系は,気候と関係があるか。世界各地の気候と生態系に目を向けながら,考えよう。
  6. 海洋の循環とはどのようなものか。なぜ海水は循環するのか。
    発展課題
  1. 大気や海洋の循環と地球の気候はどう関わり合っているか。
  2. エル・ニーニョ現象とは何か。エル・ニーニョ現象と異常気象には関連があるのか。
  3. 火山の噴火は気候にどんな影響を与えるか。
  4. 歴史時代の気候の変動を調べよう。人類の歴史の中で気候は寒冷化したか。
    関連学習
  1. 地球の歴史を通じて気候がどう移り変わってきたかを調べよう。
  2. 気候変動の原因を調べよう。また,地球が温暖化するとどんな問題が発生するのか。

第4節 地球の変動と地表の景観
    学習のねらい
  1. 地球の内部はどうなっているか。地球内部はどんな物質でできているのか。また,物理的性質は深さとともにどう変わるか。
  2. プレート・テクトニクスとは何か。
  3. ホットスポットとは何か。
  4. プレートの沈み込み帯としての日本列島の特徴は何か。
  5. さまざまな景観をとりあげ,それを生み出している要因を考えよう。
    発展課題
  1. 地球の内部はどうやって調べればいいか。
  2. プレート運動の原動力は何か。
  3. 大気・海洋・地殻・マントルのあいだの物質循環において,プレート運動が果たしている役割は。
  4. 地球内部の運動は,大気や海洋の変動,生物の歴史にどんな影響を与えただろうか。
    関連学習
  1. 火山災害・地震災害・気象災害を取り上げよう。

第5節 地球生態系とその変化
    学習のねらい
  1. 地球生態系とは何か。
  2. 地球表層の物質循環はどうなるのか,マントルまでを含めて考えよう。
  3. 地球が形成されたころ,膨大にあったとされる大気中の二酸化炭素はどこへいったのか。
    発展課題
  1. 地球が一つの生態系だとみなせる現象を挙げよう。
  2. 地球が巨大な生態系として,ひとつのシステムをつくることを学ぼう。
    関連学習
  1. 巨大小惑星衝突が地球生態系にどんな影響を与えたか。
  2. 地球生態系を破壊するような現象には,どんなものがあるか。
  3. 課題研究で,酸性雨・森林破壊・オゾン層の破壊などを扱おう。これらは,地球生態系にどんな変化を引き起こしているのか。

  
第3章 地球と生命の変遷
第1節 生命の惑星 地球
    学習のねらい
  1. 太陽系の惑星にはどんなものがあるか。惑星の物理的性質,表面の様子を調べよう。
  2. 地球と,火星・金星・月とを比較し,地球にだけみられる固有の性質を探ろう。
  3. 地球はどうやって形成されたのか。
  4. 地球生命はどうやって誕生したのか。
  5. 形成してまもないころの地球の大気の成分は何か。
    発展課題
  1. 現在の惑星の姿をもとに,それぞれの惑星の歴史を考えよう。
  2. 生命の存在にとって必須な環境条件は。また,それらがそなわる惑星はどれか。
  3. 地球外生命を探る科学的取り組みを調べよう。
  4. 地球形成の微惑星説を支持する観察事実にはどんなものがあるか。
    関連学習
  1. 惑星を分類しよう。地球型惑星と木星型惑星の違いを,太陽系の形成過程に基づいて説明しよう。
  2. 冥王星は,木星型惑星か,地球型惑星か,それとも小惑星や彗星の仲間か。

第2節 生命と地球の歴史
    学習のねらい
  1. 地質時代の境界にどんな事件があったか。
  2. 光合成生物はいつごろ出現したのか。
  3. 多細胞動物はいつごろ出現したのか。
  4. 生物の陸上への進出はなぜ起こったのか。
  5. 恐竜はなぜ絶滅したのか。有力な仮説はあるか。
  6. 生物多様性はどう移り変わってきたか。
    発展課題
  1. 生命と地球の歴史を調べる方法にはどんなものがあるか。
  2. 大気組成の変遷はどう推定されているか。
  3. 光合成反応は,地球環境をどう変えたか。
  4. 細胞内共生説を支持する証拠はあるか。
  5. 多細胞動物はなぜ,約6億年前になってとつぜん出現したのか。
  6. 地球環境と生物の進化は,どう関わりあってきたのか。過去に起こった出来事を調べて,地球環境と生物の関わりを調べよう。
  7. 地球環境の激変で生物多様性が激減したことは何を意味するのか。
    関連学習
  1. 地球と生物の歴史の流れの中で,現在の地球環境問題を考えよう。
  2. 私たちは宇宙のどこから来て,どこに住んでいて,どこへ行こうとしているのか,全体を振り返って自分の存在を考え直そう。


  
第4章 人間の活動と地球環境の変化

© 2002 Gifu University, Shin‐Ichi Kawakami, Nao Egawa.