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岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
ハエ目(双翅目)昆虫





昆虫は一般に左右に2対、4枚の翅をもっていますが、ハエ目の昆虫は、双翅目とも呼ばれる
ように左右一対の翅をもつグループです。後翅に相当する部分は、平均棍(へいきんこん)と
呼ばれる棒のような器官に変化しています。写真はガガンボのなかまの平均棍です。

ハエ目の昆虫は、卵、幼虫、さなぎ、成虫といった完全変態をして成長します。幼虫は、地中や
水中で生活するほか、ヤドリバエ科のハエのように、他の動物に寄生するものもあります。

ハエ目の昆虫は、多様で似た種類も多いため、生態画像だけからは種名が決められないものが
たくさん含まれています。