ホソセイボウ
和名:ホソセイボウ
学名:
Chrysis galloisi
分類:節足動物門>昆虫綱>有翅昆虫亜綱>ハチ目(膜翅目)>科
旧名はホソヨツバセイボウ。
体長は6-9ミリぐらいで、ハムシドロバチ類に寄生する。
撮影地=白山市(6月)
コメント(吉村久貴さん):
側面から見ると、虹色模様はムツバセイボウにそっくり。
見れば見るほど判別に迷うが、末端の四歯の中央に大きな腹部末端が突出している。
翅を両端に寄せた時に撮影してみると、赤帯は側面だけで背中にはほとんどなく、ムツバセイボウとは異なる。
両者は、体長や体の太さで判別できるが、背中の青色部が広いことと腹部末端の形状で判別できそうだ。
宿主蜂が巣穴を掘っている時は、完成をじっと待ち続け、指を近づけても少し移動するだけで逃げ去ることはなかった。
宿主蜂が獲物を巣穴に入れて卵を産み付けると、隙を狙ってホソセイボウが産卵する様子も観察できた。
宿主蜂が留守の時に巣穴をのぞいていると、戻ってきた宿主蜂は攻撃を仕掛けた。
その後は、一定の距離を置いて、様子をうかがっていた。