理科教材データベース
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
イヌコリヤナギにできた虫えい(柳のバラ)





2006年2月11日撮影のイヌコリヤナギの葉芽にできた虫えい(虫こぶ)です。虫えいとは昆虫や菌類などから出される
何らかの刺激によって、植物の一部の細胞が増殖したり肥大したりして、異常な形状になったものをさします。
写真のものは、ヤナギシントメタマバエというタマバエ科の昆虫がイヌコリヤナギに作った虫えいで、
ヤナギシントメハナガタフシという名前です。”柳のバラ”とも呼ばれます。この”柳のバラ”は、
タマバエが新芽に寄生し、被害芽が肥大化して芽の成長が止まることが原因と考えられているようです。
画像提供=ハイジさん