理科教材データベース
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
螺髪(らほつ)


右巻き 左巻き
岐阜大仏 名古屋大仏



大仏の頭部にあるぶつぶつは「螺髪(らほつ)」と呼ばれます。
螺髪は、お釈迦様が人間を超えた存在であることを示す一つの特徴とされています。
奈良大仏966個、飛鳥大仏700個、鎌倉大仏656個とたくさんついていて、
一つ一つの塊は巻貝のように巻いていますが、一般に“右巻き”だそうです。
自然界の巻貝は右巻きが圧倒的に多いので、巻貝に由来してるのであれば右巻きは自然です。
しかし、鎌倉大仏や名古屋大仏の螺髪は“左巻き”になっています。
螺髪の巻き方はどのように決まっているのでしょうか?謎です。