理科教材データベース
岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室
かみのけ座銀河団
NGC 4911 and coma cluster





かみのけ座銀河団は、地球から3.2億光年の距離にある。もっとも密度が高い
銀河団の一つで、約1000個の銀河からなる。写真で一番大きくみえる渦巻銀河は
NGC 4911である。この渦巻銀河の周囲にはうっすらとした腕が写っているが、これは
近傍にある伴銀河の重力で腕の一部が引き伸ばされてゆがんでできたものと考えられている。
NGC 4911の腕の部分には、生まれたばかりの明るい星や赤い色で示された水素が分布しているほか、
濃い塵からなる細長い帯状構造も見られる。

photo = Hubble Space Telescope (NASA).