理科教材データベース
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
水星の素顔





水星の表面 カロリス盆地 逆断層 水星の表面




水星は太陽系の惑星の中で、一番太陽に近い軌道を公転する惑星です。太陽のまわりを
公転する周期は、87.97日。水星の自転周期は58.646日で、公転周期と自転周期は3:2の
整数比になっています。半径は2440kmで、密度は5.427g/cm^3です。密度は岩石(2.7g/cm^3)と
金属鉄(7.8g/cm^3)の中間の値なので、中心部に大きな金属鉄の核があると考えられています。
表面には多数のクレーターがあり、巨大な多重リング構造(カロリス盆地)が最大です。
水星の表面には巨大な逆断層が多数あり、徐々に体積が収縮した結果であると考えれています。
画像=NASA.