・ 登山記録
6月16日(土)晴れ時々曇り。この日焼岳登山を実施したのは、岐阜大学教育学部地学科に所属する
3回生(澤村、丸山、江口、伊藤、井上、後藤、矢口、藤井)と川上紳一助教授である。はっきり言ってしまえば
我々学生は登山経験がほとんどなく、登山に関する知識もほとんど無いため、格好もみんなそれぞれ
勝手な格好をしていた。写真をみてもらえばわかるが、お世辞にも登山をする格好ではないことがわかる。
特に江口君のハーフパンツ姿には驚いたし少しうけた。 日ごろの運動不足に加えてか弱き(!?)女性も
いたことから、なかなか思うように進まない。中には気分の悪さを訴える者もいたりした。
さて!いよいよ山頂だ!実際に山頂まで行ったのは澤村・江口の2名だが、まずは写真を見てもらおう。
ハッキリ言って「アホ」である。僕は良いとしても、江口については手が付けられないほどにぶっ壊れている。
下山に関しては特にこれといった出来事もなく、時々滑って転げ落ちるくらいで、なんとか無事に下山できた。
これが大体の焼岳登山の記録である。
そうこうしているうちになんとか溶岩ドームに差し掛かった。溶岩ドームは岩がごつごつとしていて
登山初心者の我々にとって登りにくいことこの上なかった。途中でたまらず昼食をかねた休憩を取ったわけだが、
ここで軽いハプニング!なんと川上先生がバッグの中からおもむろにビールを取り出し、飲み始めたのである。
しかも軽く酔っ払ってしまったのだ。一歩足を踏み外せば転がり落ちていくようなところだったため、
正直、気が気ではなかった。もっとも、数分後には酔いは醒めたのだが。
又、登る上で特に気を使ったのはまだ残っていた雪渓を渡るときだったと思う。滑り落ちれば下まで
落ちていってしまう。靴も皆スニーカーであったし、何も道具らしき物もない。とにかく落ちないように
慎重に渡った。この登山は、ある意味、軽装の限界に挑戦したものかもしれないと後になってから振り返る。
それほどまでに僕らにとって、焼岳登頂が嬉しかったのだということをどうかご理解願いたい。しかし、他の
登山客に馬鹿にされたことは言うまでもない。(格好なども含めて。)