岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
理科教材データベース
岐阜大学キャンパスビオトープ実験
「チョウの楽園(2005)」
2005年4月19日


 2005年4月19日午後、3年生対象の「地球物理学実験」で、「チョウの楽園」に新しい苗を植えた。2004年5月に花壇を作ってから1年間岐阜大学でどのようなチョウが見られるのか、何種類の幼虫が確認できるか取り組んできた。今年度はこうした取り組みを踏まえて、新たに苗を追加した。

 昨年枯れてしまったサンショウやヤマザクラを補充する目的で、サンショウ、エノキ、クチナシを植えた。キャンパス内にたくさんのクスノキがあるため、アオスジアゲハがよく吸蜜にくるヤブガラシを植えることにした。また、岐阜大学に生息していることが確認されたイチモンジチョウを念頭においてスイカズラも植えた。草花としては、昨年同様、カンアオイ、ワスレナグサ、オオキンケイギク、ジャスターデージー、バーベナ、サルビア、オミナエシ、カモミール、マーガレット、ジャスミン、テイカカズラを各10株ずつ植えた。

 授業としては、ブラックボード(AIMS)を利用し、自然観察を行って撮影した画像を掲示板に掲載していくことにした。授業のねらいとしては、
(1)主体的な学習姿勢の育成
(2)課題解決的な学習の実践
(3)確実な学習内容の定着
(4)協調的な学習
があるが、こうした学習効果を達成するためには、日常的に自然観察を行う習慣が身につくかどうかが鍵である。