岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
理科教材データベース
水星探査機メッセンジャーが捉えた水星の素顔
マリナー4号の探査から33年、クレーター地形をくっきり撮影。
2008年2月6日

2004年8月に打ち上げられ、水星をめざしていた水星探査機メッセンジャーが2008年1月に水星上空200kmをフライバイした。このとき撮影された画像がNASAのホームページで公開されている。
マリナー4号は、水星に2回フライバイしたが自転周期の関係で2回とも同じ半球の表面しか撮影できなかった。今回のメッセンジャーの探査では、謎だった残りの半球の姿が明らかになった。
マリナー4号の探査で発見されたカロリス盆地のような巨大な衝突盆地はみられないものの、大小多数のクレーター地形と、水星に特徴的な逆断層地形が撮影されている。次々と新たな画像が公開されていくNASAのホームページには、今後も注目していきたい。

理科教材データベース(水星) メッセンジャー計画(NASA/JHL/APL).