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2022年06月13日に、岐阜市三田洞で撮影しました。
photo = S. Kawakami.
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2022年6月13日の午後、伐採や草刈りで昆虫類が激減している岐阜市三田洞の
ながら川ふれあいの森に久しぶりに行ってみた。センニンソウを食草とする
ハバチ探しをしていると、黒色の甲虫が目についた。体長10ミリぐらい。陸生
ホタル成虫で、ムネクリイロボタルに似ているが、前胸が黒色で、これまでに
見たことがない。陸生ホタル生態研究会の小俣軍平氏に写真を送って、名前を
尋ねたところ、ムネクリイロボタルの黒色型ではないかということになった。
その後、ムネクリイロボタルの亜種あるいは新種の可能性もあるということで、
陸生ホタル生態研究会の調査月報に記事を書くことになった。色々調べていただく
と、愛知県豊橋市で2007年に、山口県で2015年にムネクリイロボタル黒色型の目撃
情報があるという。ムネクリイロボタルなのか、岐阜県の絶滅危惧種のコクロオバ
ボタルなのか、次回は採集して決着をつけたいが、岐阜県環境税をつかった草刈りや
伐採で生息場所が失われなければいいのだが、再会できるのだろうか？
陸生ホタル生態研究会、調査月報、no.184, 1-4.