教職実践演習授業概要(教科内容・指導法の確認)


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小学校 中学校 保育 高校
国語 国語 環境と子どもの学び 英語
社会 社会 商業
算数 数学 情報
理科 理科
音楽 音楽
体育 保健体育
英語 英語
図画工作

国語(小)

第1回
 言語活動についての演習
 新聞を活用した国語の授業を考える。新聞を利用してどのような学力が身につけられるかについて意見交流、まとめる。その上で、導入段階の指導を考える。
*次回までに指導案を提出する。
第2回
 考えた授業展開を発表し、意見交換をおこなう。その後、授業を総括するレポートを提出する。
* 提出物と意見交流への参加度等で評価する。
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社会(小)

第1回
 政治・経済・日本国憲法を児童に教える際に必ず把握しておかねばならぬ最低限の枢要な事柄について、講義します。講義の後で、受講生には、講義の内容を要約して貰い、その要点を児童に手際良く示す案を作成して貰います。
第2回
 前回に引き続き、民主制とは何か、近代的な労働とはどういうものか、立憲主義とは何か、……などのトピックスから1つ選んで、とりわけ枢要な知識を講義します。その後で、受講生には、講義内容を児童の教育に活かす案を作成して貰い、他の受講生の前でそれを発表して貰います。
*成績評価
 提出物(授業中に指示します)の内容と授業参加度(発表、出席)とで評価します。
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算数

第1回目
小学校算数科の授業ビデオを視聴し,その授業の意図,目標への到達度,問題の適切さ,授業展開の仕方,発問及び板書の仕方などについて討論し,授業のあり方について考察する。最後に,小学校算数科における授業テーマを出題し,そのテーマに即した授業案の作成を次回への課題とする。
第2回目
複数の学生に,テーマに即した授業案を発表させ,その授業案にもとづいた簡単な模擬授業をさせた後,授業案及び模擬授業について討論する。なお,第1回目及び第2回目の学習内容を総括するレポートを提出させ,これによって評価を行なう。
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理科(小)

自然と親しむ
第1回  理科教材は身近な自然から得る。
 本大学の中で見られる樹木や周辺の街路樹10種類の葉を採集し、観察・スケッチを行う。教育現場で教材としてすぐに使用できるように、実物とスケッチを合わせてラミネート加工する。
 鉛筆、消しゴム、色鉛筆が必要である。
第2回  本大学の中で見られる樹木や周辺の街路樹で前回のものとは異なる10種類の葉を採集し、観察・スケッチを行う。実物とスケッチを合わせてラミネート加工し、前回のものと一緒にリングでとめる。
 作成した標本(スケッチを含む)の数と植物名を幾つ覚えられたかで評価する。
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音楽(小)

音楽学習2領域(A表現,B鑑賞)の中の鑑賞を視点として実践的に研究を行う。鑑賞指導においては,教材研究を通して,取りあげようとする音楽作品の教育的価値を見出し,それを学習活動としていかに提示し展開していくかが授業の成否に関る大きな課題といえる。本授業では,実際に様々な音源資料の視聴を通して教材研究に取り組み,教材を吟味する力を高めていく。例えば,一つの作品についても,時代,演奏家,あるいは指揮者による違い等,様々な角度から捉える。そこから,目の前にいる生徒に対して,どのような目的で何を,どのように提示していくか,学習者の学齢や経験,あるいは興味に相応しい学習の組み立てにつながる手だてを得ることを目的とする。同時に,音楽を指導する教師に求められる資質の充実も図る。
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体育

 小学校での体育分野と保健分野の授業設計の要点と留意点の把握具合・程度を確認すべく、授業設計のモデルをもとに各自で主として本時の授業の授業設計書を作成する。その作成の途中で、全体的および個別的な問題点などの指導を行い、完成させる。
評価は、作成した授業設計書の出来具合やレベルをもとに行う。
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英語(小)

この授業は小学校外国活動に関して、授業計画を含めて、どのように行ったらよいかを検討することを目的とする。理論については実践について検討・討議する中で適宜取り扱う。評価は、授業参加や模擬授業の様子および提出された指導案とレポートを評価する
 第一回では指導案や単元計画や指導の例を示し、第2回においては学生が準備した指導案を検討し模擬授業を行うことによって円滑に外国語活動の授業を行えるようになることをねらいとする。
第1回では、外国語活動の授業の例としてビデオや指導案などを提示し、検討する。また、基礎的な英語の発音の練習も行う。2回目の最初にレポートを提出する。
第2回では学生が指導案を作ってきたものなどについて、話し合いを行う。学生が模擬授業を行い討議する。
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図画工作

教室掲示物についての演習
新学期を迎えた小学校の教室環境をどのように整備するのか、 掲示物の内容、色、形、大きさについて全体で意見交換し、具体的に手作り掲示物の制作をおこなう。

<第1回> 
新学期初めの教室掲示物をつくるにあたり考慮すべき点について確認し、各自で掲示物の制作をおこなう。計画にあわせた必要な材料等の準備についても自身でおこなう。

<第2回>
制作した掲示物を実際に掲示して、制作意図の発表や学生同士の意見交換をおこなう。その後、授業を総括するレポートを提出する。

*制作に必要と思われる材料、用具を持参すること。(鉛筆、のり、絵の具など)
*提出物(制作した掲示物、レポート)と意見交流への参加度等で評価する。

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国語(中)

辞書を活用したグループ活動の演習
第1回
 授業開きの際や、新しい単元に進むのに時間が中途半端になる時に、辞書を活用した「たほいや」という言語活動は大変有効である。「たほいや」のやり方を理解し、実際に行った上で、その活動を振り返り、全体で意見を交換する。
第2回
 「たほいや」は初めての者にはそのやり方がやや複雑で、それなりの言語知識を必要とする。グループによってはうまく進行できない、言語知識が少なく楽しく参加できないなどの不都合が生じる。授業で「たほいや」をするにはどのようなことに留意したらよいか、やり方を工夫できないかなどの点を交流しながら検討する。そして、検討結果を反映させた「たほいや」を行ってみる。
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社会(中)

第1回
中学校の地域観察(調査)における学習指導の実際を、大学周辺の身近な地域を対象に、自然基盤と歴史基盤の観点から実施する。地域観察の学習を、実地において指導できる力量を身につけているかどうか、実践的に行う。雨天の場合は、室内において、地域観察の対象地域に即した地形図や景観写真などの読図や読解を行う。
第2回
地域観察(調査)の実際を踏まえて、実地で得られた気づきや観察内容など意見交換を行う。意見交換をもとに、自然基盤と歴史基盤の観点から観察した地域に関わる指導内容をまとめた地域観察指導マップを作成する。実地における参加度や意見交換、作成された地域観察指導マップなどで評価する。
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数学

1,2回目とも,中学校での授業で教材として利用可能な例題を数題取り上げて, それについて例題としての長所・短所,活用法などについて議論する.
2回の授業終了後,取り上げた例題から一つを選びそれを授業でどのように活用するかを レポートとして提出してもらう.
事前準備として中学校の教科書(3年分)に目を通しておくこと. また,授業時にはそれを持参すること.

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理科(中)

 中学校から理科離れが始まると言われている。その理由の中でも主な2点は,「自然現象の定量的な扱いの開始」と「生徒の興味の個別化」である。
 前者は,直接見えない力や粒子などの現象を定量的に扱いことは非常に困難である。理解のためには定量的なイメージが有効である。本講義では,溶解度と露点を事例として,現象の定量的な理解,定量的なイメージ理解,定量的な扱いとの関連さえた指導方法を学ぶ。
 後者は,この時期くらいから生徒たちの興味は分散,個別化し,理科においても好き嫌いが分かれてくる。この状況において,理科の表面的な現象の面白さを伝えるだけではなく,現象と学習者や学習者の将来などとの関わりや現象を深く多面的に捉える楽しさを伝えることは有効である。一つの現象をいくつかの面で深く楽しく考えることが可能な教材を検討しながら作成する。
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音楽(中)

音楽学習2領域(A表現,B鑑賞)の中の鑑賞を視点として実践的に研究を行う。鑑賞指導においては,教材研究を通して,取りあげようとする音楽作品の教育的価値を見出し,それを学習活動としていかに提示し展開していくかが授業の成否に関る大きな課題といえる。本授業では,実際に様々な音源資料の視聴を通して教材研究に取り組み,教材を吟味する力を高めていく。例えば,一つの作品についても,時代,演奏家,あるいは指揮者による違い等,様々な角度から捉える。そこから,目の前にいる生徒に対して,どのような目的で何を,どのように提示していくか,学習者の学齢や経験,あるいは興味に相応しい学習の組み立てにつながる手だてを得ることを目的とする。同時に,音楽を指導する教師に求められる資質の充実も図る。
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保健体育

 中学校での体育分野と保健分野の授業設計の要点と留意点の把握具合・程度を確認すべく、授業設計のモデルをもとに各自で主として本時の授業の授業設計書を作成する。その作成の途中で、全体的および個別的な問題点などの指導を行い、完成させる。
 評価は、作成した授業設計書の出来具合やレベルをもとに行う。
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英語(中)

*「小学校の英語活動と中学校の英語教育の基本的な考え方」
 教育課程上の位置づけは、小学校と中学校ではまったく異なる。小学校では、領域として、中学校では教科指導として位置付く。小学校については、義務教育の基礎段階に新たに設けられた意義と意味を理解する。中学校では、大学以降の自立的な学習に必要な基礎・基本としての英語学力の養成についてその意義と意味を理解する。次に、教育実習での教授経験を踏まえ、理念に合致した授業が行われたかどうかについての各自の経験を考察する。授業の評価については、観点①授業への参加度として「持論発表の積極性」、観点②意見などの内容に関して「内容上の優秀性」について「観察手法」等を用いる。なお、必要に応じて課題等の資料を観点②に加味することもある。
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環境と子どもの学び

第1回
保育室の環境整備
保育における環境つくりは、子どもの発達を大きく左右するといえる。
まずは、保育室のあり方についてグループで討議し、その配置を考えていく。
具体的には、①保育室には何が必要か、②どのように配置するか、③生活がしやすい、遊びやすい環境にするためにどのような配慮をするか、を考える。

 第2回
園庭のあり方について考える
子どもの遊びが広がり、自主的に遊びを育むことができる園庭とはどのようなものがあるかを考えている。
① 園庭には何が必要かを考える
② グループで園庭を作成(図示)する
③ どこにどのような配慮をしたかを発表する

《評価》グループワークなど授業への積極的参加度によって評価を行う。
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