この度、東海心理学会第67回大会を本年6月2日(土)岐阜聖徳学園大学岐阜キャンパス(岐阜市中鶉)にて、第50回大会以来17年ぶりに開催することになりました。今年は最初の公認心理師が誕生する年で、今大会は平成での開催が最後になるであろう大会です。過去から受け継いだものを未来へどのように受け渡していくのか、歴史的な節目ともいえる大会の開催にあたって、緊張感をもって準備させていただきます。
当日のプログラムは、交通の便がいいとは言えない立地の本学ですから、午前11時過ぎからお弁当を共にしていただきながら総会を先に済ませて、例年通り研究発表2セッションと特別講演、その後、場所を移して岐阜駅前のホテルで懇親会を予定しています。東海地区で心理学を学び究める仲間が集い、今日の日本を、世界を見据えて、人間生活における実学たる心理学を共に語り合えることを切望します。
本学は、浄土真宗本願寺派龍谷総合学園に加盟し、親鸞聖人の仏教精神に基づき聖徳太子の「和(やわ)らかなるをもって貴しと為す」を建学の精神に掲げる大学です。和(やわ)らかな心、和(やわ)らかな言動のアサーティブな人間関係に基づく社会の実現に貢献できる人材育成に努めています。
今大会の特別講演は、浄土真宗の教義をベースに対人関係の改善と自己啓発に関西地区で臨床実践にご活躍の龍谷大学非常勤講師の和田真雄先生に「夫婦間のコミュニケーションにおける、最大の課題について考える」と題して、コミュニケーションの根本問題を解き明かしていただきます。
第67回大会が実り多き大会となりますように、岐阜聖徳学園大学教育学部学校心理専修のスタッフ一同、皆様のご参加を心からお待ちいたしております。
2018年1月