太陽系の9つの惑星
こうして地球は生まれた
現在、太陽をとりまく惑星わくせいたち。みんな地球の兄弟星きょうだいぼしだ。
 
★太陽系の星たち
「まだ、そんなにたくさん星くずがあるんだ……」
「そうなんだよ。彗星すいせいというのは、だから氷の微惑星びわくせいといえるかもしれないね。ところでマータ、ハレー彗星*って知ってるかい?」
「知ってる!ほうき星のことでしょ?」
「そう。そのハレー彗星のように、太陽の周りをまわってはいても、大きく軌道きどうがずれている星もあれば、流れ星となって小惑星帯しょうわくせいたいから地球に落ちてくる、小さな氷のかたまりや岩があるように、星くずはまだ、太陽系たいようけいの中にたくさん残っているんだ」
「流れ星が地面にまで落ちてきたものを、隕石いんせき*っていうんでしょ?」
「そのとおり。そしていま、目の前で9個の惑星とハレー彗星が太陽の周りをまわってるだろう?その惑星の周りを、地球の月や、木星のイオのようにぐるぐるまわる、衛星えいせいとよばれる小さな星があるってことは、マータも知ってるね?」
「うん、もちろん。でも星って、あんなにたくさんあるけれど、みんなそれぞれ、いろんな生き方をしてるんだ……」
マータが、感慨かんがいぶかげにそういうと、教授きょうじゅはマータの気持ちをくみとっていいました。
「そのとおりさ。星の一生も、じつにさまざまだってことなんだね」

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