植物の陸上への進出
緯経度 | 北緯 57°20′ (+57.33°) 西経 2°50′ (-2.83°) |
, ライニー
生物の陸上進出 (4億年前; 42歳)
光合成生物が生みだした‘酸素’(→項目3)は、次第に大気中にも広がり、太陽系において地球の大気組成の異例な特徴となりました。そして、酸素分圧が飽和状態に近づくと、O2からO3(オゾン)が生まれ、成層圏にオゾン層が形成されました。
27億年前ごろの‘地球磁場’の生成に続き、地表面の生物を紫外線から守るこの新たなバリアの出現によって、はじめて大陸は生命が繁殖しうる環境となり、まず植物が陸上への進出を果たしました(陸上生態系の誕生)。
新たな生物の出現が地球環境を変え、またそれが新たな生命進化のトリガーになるという‘地球と生命の共進化’のドラマの連鎖を,そこに見ることができます。
Steur, H.: Hans' Paleobotany Pages, 2000, http://www.xs4all.nl/~steurh/home.html