小惑星の画像
イダ
(243) Ida
ガスプラの探査の2年後、
ガリレオは小惑星イダに接近した。このとき、イダを周回する直径1.4 kmの衛星ダクティル( (243) Ida I (Dactyl) )が発見された。イダの大きさは56 km × 24 km × 21 kmで、密度は約2.5×10
-3 kg∕m
3である。イダはコロニス群(Koronis family)に属する(群とは、似た軌道を持つ小惑星)。 表面のスペクトル肩はSタイプ、自転周期は4.63時間。
ヴェスタ
(4) Vesta
ヴェスタの表面のスペクトル型はVタイプで、玄武岩質の物質とよくにていると考えられている。直径は525 km。自転速度は5.34時間。1996年に
ハッブル宇宙望遠鏡によって画像が得られた。
エロス
(433) Eros
2000年2月14日に探査機
NEARが小惑星エロスの周回軌道にはいり、詳しい調査を始めた。大きさは33 km × 11 km × 13 km。表面の反射スペクトルはSタイプで、自転周期は5.27時間である。
ガスプラ
(951) Gaspra
ガスプラは探査機によって詳しく調べられた最初の小惑星である。木星探査機
ガリレオが1991年に接近した。大きさは19 km × 12 km × 11 km。小惑星帯(main belt)に位置しており、フローラ群(Flora family)に属する。表面の反射スペクトルはSタイプである。自転周期は7.04時間。表面には多数のクレーターがみられる。
クレオパトラ
(216) Kleopatra
長さ217 km、幅94 kmの、〝犬の骨(Dog Bone)〟型小惑星。
ジオグラフォス
(1620) Geographos
トータチス
(4179) Toutatis
カスタリアに続いてレーダー探査の対象となった小惑星。地球軌道と交叉し、カオス的な軌道をとる。2つの形状軸のまわりを異なる周期で自転しており、その周期は5.41時間と7.35時間である。
マチルド
(253) Mathilde
探査機
NEARによって探査された小惑星。大きさは66 km × 48 km × 46 km。マチルドの表面には巨大なクレーターが形成されている。表面のスペクトル型はCタイプで、炭素質隕石と似ていると考えられている。NEAR探査機はマチルドに接近したときに軌道が乱され、その大きさからマチルドの質量が見積もられた。密度は1.3×10
-3 kg∕m
3と低く、空隙が多いようだ。自転周期は17.4日。
ユージニア
(45) Eugenia
衛星プチ‐プランス( (45) Eugenia I (Petit‐Prince) )。をもつ。
1999 JM8
(まだ確定番号と名前は付いていない)
地球に近づく小惑星。直径3.5 km。非常に遅く自転している。